Berlin iron jewellery

鉄という素材の、いっときの栄光。

ベルリン鉄細工のネックレス、1815年頃。鉄、鋼、古色仕上げの銀
ベルリン鉄細工のネックレス、1815年頃。鉄、鋼、古色仕上げの銀
メトロポリタン美術館蔵(2015.403.3)、パブリックドメイン。所蔵品ページ

鋳鉄のジュエリー

鋳鉄製のジュエリーは、1800年頃から1860年頃まで、欧米の消費者にとって安価でありながら流行の新奇な品であった1。

1806–1807年にドイツで開発され、しばしば服喪の際に着用された。1813年から1815年のプロイセン解放戦争においては、プロイセンの愛国心とナポレオン1世への抵抗の象徴となった1。

ベルリンと新古典様式

ベルリンは鉄細工ジュエリーの主要な産地であり、初期のベルリン製には新古典主義の意匠が強く影響している2。

作例

V&A所蔵の1820年代頃のネックレスは、葉文とロゼットを透かし細工で囲んだ16のリンクを交互に連ね、磨いた鋼の台を備える1。メトロポリタン美術館所蔵の1815年頃のネックレスも、鉄細工に磨いた鋼を組み合わせた珍しい例とされる2。

出典

  1. V&A 所蔵品記録 5371-1901(鉄製ネックレス、1820年代頃) collections.vam.ac.uk ↗
  2. The Metropolitan Museum of Art 所蔵品記録 2015.403.3(ベルリン鉄細工のネックレス、1815年頃) metmuseum.org ↗